時間の流れだけは、心情に関係なく流れていく…
うちの仕事場で、初めて支店(別事務所)を設けたのが神戸市灘区のマンションの二階でした。
一階は駐車場で、頑丈そうな柱で建物を支えられた、四階建ての小さな造りの建物に。
震災のあった三日前、都内での仕事の為に東京へと戻った事もあり、我々スタッフや地元のスタッフ達も震災が起きたのが早朝だった為に、事務所には誰も居なかった事で、奇跡的に難を逃れ無事に居られました。
が、当時の同じ建物に住んでおられた方の大半が被害を受けられ、電話も不通、現場は規制も掛けられていて、漸く三日後に現地に入れた際には、建物は見る影もなく崩壊し、いつも親切に接して下さった方々の多くを失ってしまっていました。
それからでした、何とか生き延びられた人が意思をついで頑張らないと、お役に立たないと申し訳ない気持ちから、ボランティア活動を真摯に取り組む様になったのです。
もしも、自分が回りが直接の被害を受けなかったなら…災害は多くの方同様にテレビやニュースの中の出来事と、そうどこか他人事と捕らえていたかもしれません。
ボランティアは決して強制でもなければ、やったからと誉められる立場でも、自慢出来るものでも有りません。
気持ちが心を動かされる、昔も今も、これだけの事。
人の気持ちも考えず、自慢げに形だけのボランティア活動をネットに報告したり、宣伝に利用しているだけの個人や団体・企業を見るたび…正直、ヘドが出る。
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by aLIVE_PHOTO
| 2016-01-17 09:01
| 管理人よりお知らせ
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